1年生の履修科目を詳しく解説【アイルランド大学留学】
2学期が始まって2週間が経ちました。
ブログの下書きストックが無かったので中々更新できませんでしたが、順調に新学期滑り出しました。
そういえば、アイルランドのバレンタインは日本と違って男の子が女の子にお花をあげるのが定番です。
金曜日は大学にも町にもお花持ってる人たくさん居ました。私の友達にも花束持って歩いていたという目撃情報があって、私も見たかったのに逃した唯の野次馬です笑
そして今日は、朝活しようと思って早起きしたのに天気が悪すぎて引きこもることを決めた残念な週末です。
最近のアイルランドはストーム来過ぎて大荒れ。先週は雨だと思ったら急に快晴になって、また土砂降りになったら雪チラついて(今年初)、もう意味わかんないです涙
ブログを書いている夜中も暴風雨。。
新学期はというと教授も教室も変わって、また新しいスタートですが思ったよりも元気にしています。
というか1学期よりも講義が面白くてたまに授業中ニヤニヤしています笑
ということで履修科目紹介します!
以前に1学期の履修科目紹介したつもりだったのですが、改めて読んでみると科目紹介というより教科紹介だったので1学期分も併せて書いていきます。
studyabroadinireland.hatenablog.com
Semester 1
- KD151 International Development: Theory and Practice
- SO152 Sociological Imagination
- MN159 Global Business and Marketing
- CN110 Mandarin Chinese 1
1学期は以上の4科目を履修しました。
・KD151 International Development: Theory and Practice
国際開発学です。この科目は基本的には外部からの教授(イギリスから毎週来校していました)の授業が中心でしたが、トピックによってはメイヌースの専門分野の教授が担当していました。
教授は特にウガンダでの経験が豊富な方だったのでよく経験談を交えていたのが印象的でした。
1年生の最初の学期ということでトピックは週替わりで、経済、ジェンダー、環境、グーロバリゼーション、国際援助、貧困…などを1時間×2回の講義を受けた後に、チュートリアルで講義内容に関連したリーディング課題についてのディスカッションをしました。
この科目は筆記試験は無く、その代わりにContinuous Assessmentとして各自で毎週の学習内容をジャーナルにまとめて提出する課題と、学期末にリサーチエッセイを書きました。エッセイはコースでカバーしたトピックの中からテーマを選べたのですが、私は移民の講義が個人的に一番印象に残っていたので、ミャンマーのロヒンギャ難民についてのリサーチをしました。
このエッセイの提出期限が冬休み明け、期末試験前の期間だったので他の試験勉強と並行しながらクリスマス・お正月と資料を読み漁っていました。。
国際開発学ってあまり馴染みのない分野かもしれません。
国連やWHOが定義している貧困の基準は果たしてこれで十分なのか、先進国って本当に発展途上国のことを支援できているのか、そもそも先進国と発展途上国の違いって何なんだろうか?
現代の世界で未だに人類が抱えているとても大きな規模の問題の解決策、打開策を見出そうとする学問です。
1学期は開発についてこんな風に理解を深める科目を受講していました。
・SO152 Sociological Imagination
次に、社会学。この科目は教授が学生に理解してもらおうとする姿勢が見えて好印象でした。お話しも上手で面白かったです。評判良くて、社会学を履修していない生徒からも‘あの教授の講義いいなー’って言われる程でした笑
教授もコミュ力大事です。
主に産業革命などの歴史的変化を追って、消費社会でのアイデンティティや文化の構築について、社会学的視点から考える内容でした。
週に2時間の講義と1時間のチュートリアルというストラクチャーで、チュートリアルでは講義内容の理解を深める為のリーディング課題を使いながら、文献の論点の読み取り方、エッセイの組み立て方も確認しました。(チュートリアルは講義室の何百人を20人前後の小さいグループに分けて行われます。)
私のグループのチューターさんはアメリカ人の大学院生なのですが(2学期も同じ人です)、かなりチルです笑
チュートリアルで発表する小さなリサーチアサインメントとかもあったのですが、雰囲気が緩いのでやり易くて助かりました。
また、Plagiarism (盗作)の避け方を教えてくれたのは私が受けた授業の中では社会学のチュートリアルだけでした。他は特に説明も無しに急に‘Harvard Referencingで’とか言い出します。大学恐ろしいです。
アセスメントはリサーチエッセイと期末試験(エッセイ形式)でした。
エッセイは開発学と同じくカバーした内容についてのいくつかのテーマから選択する方式だったので、私は百貨店の台頭と社会に与えた影響について書きました。
・MN159 Global Business and Marketing
そしてビジネス。私はビジネスの中でもインターナショナルビジネスの教科を履修していて、ビジネスの全般(マーケティング、アカウンティング、マネジメント…)をカバーするコースになっています。
最初の数週間はグローバルビジネスを履修して中間試験(エッセイ形式)を受験後、マーケティングのトピックに移りました。マーケティングに切り替わった時に教授も変わって、他のビジネスのクラスと合体したのでさらに大きな講義になりました。
講義が週3で、チュートリアルはありません。
期末試験は、グローバルビジネスのMCQ(選択問題)、マーケティングのMCQとエッセイ問題と盛り沢山でした。毎週金曜日にも講義内でMCQの小テストがあってそれも成績に含まれます。
グローバルビジネスは、多国籍企業の形態やグローバリゼーションについてが中心でした。アイルランドは多国籍企業にとってのメリットが多い国なので面白いですし、国内に限らず、世界企業の(もちろん日本企業も)例も豊富でした。
マーケティングは正直覚えることが多くて一番手こずった科目かもしれません。。
どうしたら消費者が求めている商品やサービスを提供できるか、市場調査の種類などを学びます。ビジネスを勉強する上で重要な知識です。
ただ個人的には、あまりマーケティングに興味がなかったというか、必修科目だから勉強した感が強かったです汗(マーケティングよりもマネージメント派です)
・CN110 Mandarin Chinese 1
最後に中国語。面白いです。言語は楽しいです。
ただ授業時間が本当に多い。
1週間で講義が3時間+チュートリアル2時間+ラボ2時間。計7時間です。
講義の内1時間は歴史の授業でした。たまに日本人には若干居心地が悪い時がありましたが意外と知らないご近所さんについてのお話しは新鮮でした笑
基本的には他2時間の講義で教科書の単語と文法、チュートリアルでリスニングと漢字の練習、ラボで会話の練習が中心に行われました。
この科目は全体の人数が20人弱と小さいのですが、ラボはさらに2つのグループに分かれています。ラボは2時間続きの授業でしたが、私は他の講義と被っていたのでいつも前半1時間のみ受けていました。
人数が少ないのでかなり参加型です。先生も教授とは違って、年齢も近く、もっと交流が多いですし、クラスもちょっと高校のホームルームみたいな雰囲気です。大きい講義ばかりだと仲良くなるのって中々大変なので、中国語ぐらいの規模の講義が一つあって良かったなと思います。
中間試験(リスニング・筆記)、In-Classテスト(リスニング・筆記)、リスニングテスト、期末試験(筆記)とちょこちょこテストがありました。
ちなみに先生が全員に中国語の名前を付けてくれて、授業ではその名前で呼ばれています笑
1st Yearの1学期は以上の4科目でした。
そして2学期は以下4科目です。
2nd Semester
- KD152 Political Economy of International Development
- SO151 Contemporary Irish Society
- MN155 Organisational Behaviour and Management
- CN120 Mandarin Chinese 2
・KD152 Political Economy of International Development
国際開発について政治経済の視点から考える授業です。
1学期でも同じ教授の講義を1週間受けたのですが、それをもっと詳しく掘り下げていくような感じです。学生の意見を聞きたがるタイプの教授です笑
ちゃんと綺麗にまとめてくれるので結構好感度高いと思います。
スライドでセオリーを説明される時もあれば、近くで適当にグループになってディスカッションをして、最後に全体で意見を出し合う時もあります。
1学期同様に週に講義2時間+チュートリアル1時間です。
ケーススタディで自分で選んだ国についてリサーチする予定です(詳細はまだ出てませんが)。あと期末試験(エッセイ形式)もあります。過去問ちょっと覗いてみたのですが、かなり難しそうだったので怖いです。
どうしてある国はお金持ちで、ある国は貧困に苦しんでいるんだろう?そんなことを政治や経済の面を中心に理解していきます。
アイルランドやヨーロッパのエリアから飛び出して世界中の国を対象とするので、お、ここが来たか!と思うことが多々あります。この間特に面白かったのは、北朝鮮と韓国の発展の違いについてのディスカッションでした。
1学期に少し知識を付けた状態なので、少しは的を射たことを言えるようになったかと思います。
・SO151 Contemporary Irish Society
国際開発のワールドワイドなトピックとは打って変わって、社会学ではアイルランドの社会について勉強しています。
でも実は国際開発ともリンクさせることが出来るとっても面白い科目なんです。
なぜならば、お話はイギリスによるアイルランドの長い植民地支配から始まるからです。国際開発でも植民地化は度々登場するので、その仕組みや影響などを理解するのに役立ちます。
植民地化がアイルランドの土地、食生活に与えた影響、ジャガイモ飢饉そこからの人口推移への影響など、とってもアイリッシュな内容です。出来事は知っていてもその歴史的背景はちゃんと勉強したことなかったので興味深いです。
この科目も週に2時間の講義とチュートリアルで、リサーチエッセイとエッセイ形式の期末試験があります。
Anglo-Irish、The Irish Questionなどもしかしたら留学生にとっては馴染みが無くて急に勉強するには難しい内容なのかもしれませんが講義前にリーディングを終わらせておくと大分楽になります。初めは用語を調べ始めたらキリがなくて大変に感じましたが、段々楽しみな講義になってきました。
・MN155 Organisational Behaviour and Management
ビジネスはマネージメントに突入です。
3人の教授が数週間ずつ担当します。個人、グループ、組織のそれぞれのレベルでどのように行動するか、人の行動はどのようなことに紐づけられていてそれをどうやって組織のマネージメントに役立たせることが出来るのかを学びます。
1学期と同じく週3コマで、毎週MCQの小テストもあります。
この科目は本当に人数が多いので全体を3つのグループに分けてそれぞれ授業を行なっています。
そしてついにグループアサイメントが!学部入ってから初めてなのでドキドキです。1グループ8人というまぁまぁな人数で、とりあえず友達と一緒にサインアップしたものの他のメンバーは来週分かるので緊張しています笑
これに加えて期末試験もあります。
ビジネスの教授達はさすが人の巻き込み方が上手で、ちゃんと講義に来るように仕向けるために後でオンラインでアップロードされるスライドを見ただけじゃ内容がよくわからなくなっていたり、一部取り除かれていたりするので、授業に出ていても必死でノート取ってます。
・CN120 Mandarin Chinese 2
1学期の続きです。変わった事といえば、歴史の講義がなくなって3講義全てが言語になったぐらいです。そして、難易度が上がってきました涙
日常会話程度は話せるようになりたいので頑張りますー。
2学期の授業はちょっと難しそうだなと思っていたし、実際内容の難易度は上がってるんですけど、その分私の対応力も上がっていると思うので、想像していたよりも講義自体を楽しめています。
(講義の内容や課題については私が受講した時点での経験談であって、今後変わる可能性は十分にあるのでご理解頂けると幸いです。)
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