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Story of My Life in Ireland

アイルランド大学留学記

大学3年生前期の履修科目

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気がついたら新学期がすぐそこに来ていました。

そういえば、前回記事に書いたワクチンのブースター接種のお話の続きをご報告。

studyabroadinireland.hatenablog.com

日曜日の夕方5時台に接種して(色々ありましたが)帰宅、その後は特に異変を感じることもなく普通に就寝しましたが、朝方5時頃に寒気が酷くて目が覚め、熱を測ったら38.3度でした。

そこからは、解熱剤→37度台に下がる→38度台に上がる(最高39度)→前回から6時間感覚を開けてまた解熱剤に戻る…を3セット。。

ワクチン接種前に食料品、果物、水、氷など備えておいて良かったです。

(そしてたまたま実家から荷物が届いた後だったのでレンジで温めて食べられる煮物の常温パックがあったのが助かりました。大根最高。)

そして幸い症状が発熱のみで、熱が高いときは寒気で凍えたり逆に汗かいたりもしていたものの普通に歩き回れたので、部屋とキッチンの行き来も問題なくできていました。

もしも頭痛があったら動けなくて辛いだろうと恐れていたのでちょっとラッキーでした。

ブースターも副反応には個人差あるみたいですね。

私は2回目が一番症状が重くて、3回目は熱は高かったですがさーっと急に治りました。嵐がさった感。

 

こうして1日寝込んだ訳ですが、次の日からは貴重なお休みを楽しんでいます。

そしてまた次の学期が始まる前に、前期の履修科目をまとめておきます!

 

3年生、最終学年です

ついにここまで来ました。Final Year。

私の学部は3年生の成績が卒業時の学位の70%を占めます(2年生が30%)。

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そして最終的な成績によって学位のクラスが決まります。(私の字が汚いのはお許しください笑)

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どこの層が一番多いのか等ははっきりとはわかりませんし、専攻によって難易度も違ってくると思います(大学によってもデータが違うらしいです)。ただし、First Class Honoursはそう簡単に届くものではない、ということだけはわかります。

 

このシステムの良いところは、大学に入ってからのモチベに繋がるところかなと思っています。

大学って別に受験に向けて勉強している訳ではないじゃないですか。大学院に進学するのであれば成績も大切かもしれませんが。。

私は漠然とした’卒業’を目指すよりも、どのクラスで卒業するかを目標にした方が頑張りがいがあると感じます。もちろん全員がFirst Class Honoursを目指す必要はなくて、今の自分の成績の一つ上のクラスを目指すぐらいで良いと思いますが。

よく課題の締め切りギリギリになってくると「パスさえできればどうでもいいや」なんて会話になりがちですが、よっぽど崖っぷちではない限りその精神はおすすめしないかな〜と思ってます。まぁ気持ちはよーく分かりますが笑

普段は一応目標設定しておいた方がやる気アップします。

 

ということで、3年生の成績は超重要なのです。

せっかくここまで頑張ってきたので卒業前に気を抜く訳にはいかない、、

 

ちなみに卒論の有無は専攻によって違います。

私はありません。国際開発学では希望者は該当の授業を履修してリサーチしますが必須ではなく、私は色んな授業で幅広いトピックを勉強したいので選択しませんでした。

その代わり卒業ギリギリまで授業と課題がびっちりあります。

他の学部の友達は論文が必須で、執筆がある分授業のコマ数は少ないみたいです。

どちらが良いのでしょうね、、

 

大学3年生前期の履修科目

ではいつも通り、科目を一つひとつ振り返って行きましょう。

まずは国際開発学の科目から。

Food, Nutrition and Climate Security〈KD303〉

気候変動が食糧システムに与える影響、そしてそれらの人々の健康状態や生活への影響について勉強します。

貧困地域の栄養失調について考える時もあれば、現代っ子たちのジャンクな食生活について考える時もあったり。

人間はベジタリアンになるべきなのか?ビーガンになるべきなのか?オーガニックが良いのか?なんてお肉の生産と消費について話し合ったり。

ただ単に食べ物の話で完結するのではなく、環境問題や政治、経済の影響に必ず繋がるところが国際開発学らしさがあって面白かったです。

自分の普段の食生活についても考えるきっかけになりました。

 

2時間の授業が週1で中間と期末のエッセイ課題がありました。

ケーススタディ等の事前のリーディングをしてそれに基づいたグループディスカッションをしたりもあったので、聴く時間と話す時間のバランスも良かったです。

 

Contemporary Issues and Policies〈KD310〉

主に気候変動の問題とそれに対しての取り組みについての授業です。

食糧の授業に比べると政治的要素多めです。

Policyっていう単語、いつも日本語に訳しにくいなーと思うのは私だけでしょうか?政策もそうだし枠組みとかルールみたいな、、別に国単位である必要はないんですよね。

 

現代の問題の中でも、2021年にCOP26が開催されたこともあり、特に気候変動についてフォーカスした授業でした。

国際的なゴール(パリ協定等)があって、それに対してのヨーロッパのポリシーがあって、アイルランドの取り組みもあって…マトリョーシカみたいな感じ笑

経済活動を続けて発展しながらもカーボンフットプリントを減らすには?今の世界のゴール達成度は?等。

 

このクラスも2時間×週1、しかも木曜の16時から18時までのコマで疲労感半端なかったですが、私のお気に入りの教授だったのでなんとか乗り切りました。

びっちり2時間というよりは、最初の1時間話を聴いて10分休憩後にグループワークでだらだらと40分ぐらいには終わるみたいな感じでゆるゆるでした笑

毎週違うグループで大きい模造紙にアイデアを書いて、次週のクラスの始めに教授からコメント貰いながらみんなで振り返っていたのですが、模造紙なんて小学校の自由研究以来で楽しんでました。

課題は不定期でリーディングやビデオについてのレポートを4つ、期末のエッセイを一つ、ゲストスピーカーの授業のレポートを3つ。

 

ゲストスピーカーはラスト3週の授業に卒業生や他の大学の教授が来てそれぞれの専門分野についてお話してくださいました。

この科目の教授が学科のコーディネーターでもあって、もう少しで卒業する私たちの為に国際開発学を勉強した人の進路を知る機会をと考えて機会を設けてくださったんです。神。

それぞれ違うキャリアでも大学での学びを活かして働いている方が国際開発学の視点の大切さを語っている姿を見て、自分の勉強していることに自信を持つ機会になりました。

 

Ethical Approaches for Working in Development〈KD354〉

開発学っぽくなかったのがこの授業。倫理です。

 

私は倫理を勉強したことが無かったので結構難しかったです。。

めちゃくちゃネットで検索しながら復習しました笑

倫理的な考え方を勉強してから最後の数週間で開発学につなげて考えるという授業スタイルだったので、そこに辿り着くまでの間に興味を失わないように保つのはキツかったです。

言ってる事は分かるけどそれが何なんだ…?なぜこれを勉強してるんだ…?みたいな感じの反応がみんな多くて、私だけじゃないなと安心してました。

 

この教授は短いエッセイを中間に1つと長めの期末エッセイ1つという方式が多くて他の科目より軽めなので、正直それ目当てに取ってました笑

1時間×週2の授業も教授がスライドを使って説明するのは20分程度でそれ以外はディスカッションでした。なのでコンセプトを知らないと迷子になりがち。。リーディング欠かせません。

 

そりゃ全部の科目が自分に合っているとは限りませんから、そういう科目に出会った時もなんとか対応するしかありません。

私が一番大事だと思うのは、とにかく理解しようとする事。

「もうだめだ、全然分かんない」と思った瞬間情報が全く頭に入らなくなるタイプなので、とにかくじっくり自習もしながら授業についていきます。大学は各週にそれぞれトピックが設定されていたりと、短期間でスピード感のある授業をするのでちょっとでも逃すと置き去りになります。

ぼーっとしている暇はないのでとにかく授業の流れを逃さないように、そして不明点はその時その時に解決する。

 

この授業を履修して良かったのはずっと読もうと思っていたFactfulnessが参考図書だったので読む機会になった事です笑

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超有名なベストセラー+読みやすい+面白いのでおすすめです。学生から社会人まで幅広い人に読まれている一冊なのでまだ読んだことがない方はぜひ。

 

続いてビジネスの科目を3つ。

Strategic Management〈MN340〉

経営戦略の授業です。

企業の目標を達成する為に組織の形を変えたり、リソースを上手く使ったり、ライバルと差を付けたり。ビジネスです、、

 

この授業は課題のストレスが凄かったです涙

一つの企業を選んで、グループプロジェクトで現状の経営方針の分析と経営戦略の5年プランを作って、個人プロジェクトではさらに振り当てられたトピックについての戦略変更をしてという長い道のり。

プラス2週間ごとにMCQがあって、教科書のリーディングは絶対遅れを取れない状態。

MCQと課題の提出日が同じ週にあった時は本当に鬼だと思いました。

 

難しい課題をタイトスケジュールで出してきて、他の授業のプロジェクトのミーティングでもなぜかこの授業の事を話してたぐらいにはみんな困惑してました笑

講義中はトピックの説明はせずに実際の例ばかり話すので、教科書を読んでから行かないと訳がわからない状態でした。これは好き嫌い分かれる感じ。。

ちょっと今までにないタイプの教授に出会いました。

 

幸いチュートリアルで課題に関してびっちり話してくれたので助かりました。何なら授業の内容も質問して解説してもらっていたぐらい。

経済学の曲線とか急に出てきても教科書読んだだけじゃピンとこない時もあるので、私は説明が欲しいんです。。

チューターも授業の難しさを分かっていて丁寧にカバーしてくれたのでチュートリアルは欠かせませんでした。

 

Managing Multinational Corporations〈MN322〉

こちらは基本的には経営戦略と共通点多めの授業ですが、多国籍企業の経営に焦点を置いている授業です。

多国籍企業ならではの言語や海外駐在等の人材の問題についても勉強します。

 

課題はMCQとグループプロジェクトと個人プロジェクト。

グループでコンサルタントとして海外展開のアドバイスをして、個人課題ではそのアドバイスを受けたマネージャーとして経営の変更を行うという感じでした。

2つのケーススタディーの選択肢があって、私のグループは日本企業のケースを選択。

この科目のグループは自分たちで選べたので、私のグループは友達とそのまた友達の輪で出来ていたので比較的やり易かったです。友達同士ならではの難しさもありましたが汗

 

これは私の今学期唯一ハイブリッド授業だった科目です。

授業はレコーディング授業でチュートリアルが対面(オンラインの時もあり)で数回ありました。

他の科目が対面で一部の科目がレコーディングだと、レコーディングを本来授業がある時間に観るのが難しいなと思ってしまいます。

特に最初の頃はキャンパス内もソーシャルディスタンスで座れる場所が限られていたので、場所取りが大変でした。

午前にレコーディングの授業があったとしたら午後の対面授業の時間に合わせて登校して本来オンライン授業の時間はバスに揺られることに。結果レコーディングは夜に観ていました。

後期は早めに登校して図書館でレコーディングを観られたらいいなと思ってます。

 

International Marketing〈MN313〉

3つ目はインターナショナルマーケティング

この授業も’インターナショナル’なので文化や言語関係のトピックも多いです。

去年インフォメーションシステムのIntroを履修したのでその続きを今学期取る予定でいたのですが、あまりにも自分に合っていなかったので予定変更してマーケティングにしました。

ビジネスは科目選択時までに履修完了していなければいけない授業があったりもするので、選択肢が狭くなりがちです。

 

他のビジネス系と同じでMCQとグループ課題と個人課題。

グループではアイルランドのスモールビジネスの会社の海外進出のレポートを作りました。

勝手に選ばれたグループでしたが、割と前もって終わらせる派の人が多くて締め切り前に余裕で終わったので良かったです。

個人課題は割とシンプルで、授業のトピックについてのテーマを一つ選んでエッセイを書きました。

去年もこの教授の授業を取ったのですがとてもシンプルなスタイルです。インストラクションもシンプル。PDFに全部やるべき事は書いてある。というタイプ。

他の課題に手こずっていたのでこれぐらいの難易度の科目が混ざっていると助かりますね。

 

久しぶりの対面授業

何だか忘れがちですが、今学期はなんと2020年3月以来の対面授業でした。

コロナの感染者がクラスで出ました〜というメールにビビりながら過ごした前期。

それでも久しぶりに友達と並んで座って講義を受けられて楽しかったです。

 

やはり感染者数が多くなった時期は授業にくる人も減っていた印象で、私もちょくちょく自主的にステイホーム(クラスで感染者が出た後など)しながらになりました。

でも特に留学生にとっては人と会うことってやっぱり大切だなと感じました。

ひとりで勉強するのは辛いです。お喋りしなきゃ。

 

 

そして新学期が明日から始まります。

アイルランドはどんどん規制解除が進んでいますが、私の大学はとりあえず前期と同じような方式で対面の授業もあればオンラインの授業もあるようです。

私も新学期は6科目中2つハイブリッドの授業があります。

前期の様子を見る限りこの方法が賢明かなと思います。やはり感染がゼロではない環境なので気は抜けないかな。

 

と言いつつも少しづつ以前のように遊ぶ機会も増えてきています。

休暇中も友達とスケート行ったりご飯食べたりしていました。(スケート場の写真撮ったのにあまりにも人が写っていて載せられそうにありません…)

卒業前で悩み事の多い時期なのでちゃんと息抜きしながら過ごしたいと思っています。

 

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